こんにちは、あまねです。
ThinkPadを破壊することなく無事にWWANモジュールを装着できたので、今度はソフトウェアー側の設定です。
前提条件
今回使用したマシンは、Windows 8.1とDebian 8がインストールされたThinkPad純正WWANモジュールN5321とWWANアンテナ搭載のX250です。
>systeminfo
OS 名: Microsoft Windows 8.1
OS バージョン: 6.3.9600 N/A ビルド 9600
OS 製造元: Microsoft Corporation
OS 構成: スタンドアロン ワークステーション
OS ビルドの種類: Multiprocessor Free
システム製造元: LENOVO
システム モデル: 20CMCTO1WW
システムの種類: x64-based PC
プロセッサ: 1 プロセッサインストール済みです。
[01]: Intel64 Family 6 Model 61 Stepping 4 GenuineIntel ~2295 Mhz
BIOS バージョン: LENOVO N10ET33W (1.12 ), 2015/04/06
Windows ディレクトリ: C:\WINDOWS
システム ディレクトリ: C:\WINDOWS\system32
物理メモリの合計: 16,263 MB
$ cat /proc/version
Linux version 3.16.0-4-amd64 (debian-kernel@lists.debian.org) (gcc version 4.8.4 (Debian 4.8.4-1) ) #1 SMP Debian 3.16.7-ckt11-1+deb8u3 (2015-08-04)
$ cat /proc/cpuinfo
vendor_id : GenuineIntel
cpu family : 6
model : 61
model name : Intel(R) Core(TM) i5-5300U CPU @ 2.30GHz
stepping : 4
microcode : 0x1d
cpu MHz : 2305.750
cache size : 3072 KB
$ cat /proc/meminfo
MemTotal: 16345992 kB
Windows 8.1の場合
Windowsに対する各社のデバイスドライバサポートは大変素晴らしいので、当然Lenovo公式サイトでWindows用N5321(gw)ドライバを配布しています。
ここから対応ドライバをインストールすれば完了です。
Debian 8の場合
こちらもかなり簡単な手順でインストールを終えることができました。以下のサイトにならって進めていきます。
cp /lib/udev/rules.d/77-mm-ericsson-mbm.rules /etc/udev/rules.d/
echo options cdc_ncm prefer_mbim=N >> /etc/modprobe.d/cdc_ncm.conf
reboot
udev(デバイス管理ツール)のライブラリからrulesファイルを実運用環境にコピーして、起動時のカーネルモジュール設定を調整するだけのようです。rebootはoptionalで。
本家サイトではrulesファイルの書き換えを行っていたようなのでうまく行かない場合はそちらも試してみてください。
苦労すると思っていたデバイスドライバの設定もここまで。
そろそろプリペイドSIMが届くので取り付け編IIに続きます。